去年の今日、クラウドが我が家にやって来ました。一年て早い。




うちに来た日のクラウド。無心に水を飲んでます。



まるっと一年経った今日のクラウド。姿勢は変わらず。
記念の贅沢飯(ウエットandカリカリ)をこぼす事こぼす事。





思えば色々ありました。家に来て30分で行方不明になりマッサージチェアの機械油を付け、次の日の朝も機械油を付け、ひと月も経たない内に灯油を付け、夏にはサラダ油を付け、そんなにメタボになりたいか。

そして実際メタボになり。


…そんな所は飼い主に似なくていいよ！
まあなんとかたぷたぷからは脱却して。





一年経って変わったこともあります。

クラウドは自分からお腹を見せる回数が目に見えて減りました。自分から動かずとも人間が構いに来てくれるからです。
甘えた声より文句を言うような声が大きくなりました。わがままをたくさん言うようになりました。


甘やかしてるなあ、と自分でも思います。でも甘やかさずにはいられないのです。
クラウドの愛情が家族に向けられていることに応えずにはいられないのです。


家に来た当初、顔を見ただけで逃げていた祖父に「撫でて」と甘えるようになりました。
祖父は猫があまり好きではないと公言して憚らない人だったのでクラウドを連れてくるのに大変不安がありましたがいざ来てみれば萌えキャラなんて目じゃねえ程のツンデレを発揮。そこらのぶりっこ女子にツンデレとは何たるかを教えてやりたい…！
猫は人を変えるなあと身を持って実感しました。



家族の誰もが、もうクラウドのいない生活を考えられなくなっています。
クラウドもそうだったらいいなと思います。



好きな作家さんが「ペットを飼うので一番辛いのは、歳をとるはやさの違いだ」と言っていました。
私はもうすぐ歳をとります。
１ヶ月経てば、クラウドも歳をとります。
でもそれはクラウドが私の先を行ってしまう事なのです。
私とクラウドは人と猫だから、同じようには生きられません。


その速度の違いを、大切にしたいです。
また次の一年を惜しみなく共に居られますように。




























でもオチはこの超ワル顔。(台無し)

[12回]